「似顔絵入りの名刺を作ってみたいけれど、まずは無料で試してみたい」
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今は、無料の似顔絵メーカーや生成AIなどを使って、自分で似顔絵を作る方法もあります。
絵を描くのが苦手な方でも気軽に試せるので、「まずは自分で作ってみたい」というときには便利です。
ただ、名刺に使う場合は少しだけ気をつけたいこともあります。
無料で作れるサービスでも、商用利用や印刷物への使用についてルールが決められていることがあるからです。
私はこれまで、似顔絵単体や似顔絵入り名刺など、累計300件以上の似顔絵制作に携わってきました。
今回は実際に「かんたん似顔絵くんβ」と「ChatGPT」を使って、同じ人物画像から似顔絵を作ってみました。
実際に使ってみて感じたことも交えながら、無料で似顔絵を作る方法や、名刺に使うときに確認しておきたいポイントをご紹介します。
名刺に使う似顔絵は無料で作れる?
結論からいうと、似顔絵を無料で作る方法はあります。
無料の似顔絵メーカーを使ったり、生成AIを利用したりすれば、絵を描くのが苦手な方でも似顔絵を作ることができます。
「似顔絵入りの名刺ってどんな感じになるんだろう?」と気になっている方が、まず試してみるのにもいいですね。
ただし、無料で作った画像を名刺に使う場合は、サービスごとの利用条件も確認しておきましょう。
無料の似顔絵メーカーを使って作成できる
無料の似顔絵メーカーには、髪型・目・眉・口・服装などのパーツを選んで、人物イラストを作れるものがあります。
一から絵を描く必要がないので、似顔絵を描いたことがない方でも挑戦しやすい方法です。
今回は、その一例として「かんたん似顔絵くんβ」を実際に使ってみました。
使ってみた感想については、このあと詳しくご紹介します。
ChatGPTなどの生成AIを使う方法もある
ChatGPTなどの生成AIを使って、人物画像から似顔絵風のイラストを作る方法もあります。
画像をアップロードして、「こんな雰囲気の似顔絵にしたい」と文章で伝えて作っていく方法です。
今回は、記事用に用意した架空の人物画像を使って、実際にChatGPTでも似顔絵を作ってみました。
無料でも名刺に使えるとは限らない
ここは少し気をつけたいところです。
画像を無料で作れたからといって、その画像をどんな用途にも自由に使えるとは限りません。
サービスによっては、商用利用や印刷物への使用についてルールが決められていることがあります。
そのため、仕事用の名刺などに使いたいときは、利用するサービスの最新の利用規約やガイドラインを確認しておくと安心です。
名刺用の似顔絵を無料で作る2つの方法
ここからは、実際に似顔絵を作ってみた結果をご紹介します。
今回はランキング形式で比べるのではなく、**「実際に使ってみたらどんな感じだったのか」**をそのままお伝えします。
検証には、記事用に用意した同じ架空人物の画像を使いました。

※サービスの機能・料金・利用条件などは変更される場合があります。利用するときは最新の公式情報も確認してみてください。
かんたん似顔絵くんβで実際に作ってみた
まずは、無料の似顔絵メーカー「かんたん似顔絵くんβ」を使ってみました。
顔や髪型、服装などのパーツを選びながら、自分で似顔絵を作っていくタイプです。
今回は元の人物画像を見ながら、雰囲気の近いパーツを選んで作ってみました。

完成までは10分ほどでした。
私はこのような似顔絵メーカーをあまり使ったことがないので、最初は少し迷いながらの作業でしたが、パーツをひとつずつ選びながら似顔絵ができていくのはおもしろかったです。
完成した似顔絵は、シンプルで親しみやすい雰囲気になりました。
パーツを組み合わせて作る仕組みなので、元画像にそっくりにするというよりも、自分の雰囲気に近い似顔絵を気軽に作ってみたいときに使いやすそうだと感じました。
今回作った似顔絵を見て、個人的にはプライベート用の名刺やSNSのアイコンなどにも合いそうだなと思いました。
もちろん、これは今回作ってみた画像に対する私個人の感想です。選ぶパーツや好みによっても印象は変わると思います。
名刺への利用についても確認してみました。
かんたん似顔絵くんβの公式利用ガイドラインでは、作成した似顔絵について、名刺やチラシ、シール、書籍の挿絵などの印刷物の素材としての利用がOKとされています。
ただし、著作権が放棄されているわけではなく、禁止されている使い方もあります。
実際に使うときは、最新のかんたん似顔絵くんβ 利用ガイドラインも確認してみてください。
ChatGPTで実際に似顔絵を作ってみた
続いて、ChatGPTでも同じ架空人物の画像から似顔絵を作ってみました。
今回は人物画像をアップロードして、次のようにお願いしました。
この人物画像を参考に、ビジネス名刺に使いやすい似顔絵イラストを作成してください。
顔や髪型の特徴を残しつつ、誇張しすぎない自然な似顔絵にしてください。
シンプルで清潔感があり、親しみやすい雰囲気にしてください。
背景は白、胸から上の構図で、文字や装飾は入れないでください。

操作はシンプルで、今回は数分ほどで画像ができました。
また、掲載している画像は何度も修正したものではなく、最初の指示で生成されたものをそのまま使っています。
元画像と見比べてみると、髪型や輪郭、目元などの特徴が反映されていて、人物の雰囲気もよく捉えているように感じました。
今回の仕上がりは、イラストというよりも写真に近いリアルな雰囲気になりました。
私自身はもう少しイラストらしい似顔絵が好みなので、「ここまで写真に近いなら、写真をそのまま名刺に使うのもありかも」とも感じました。
ただ、ChatGPTでは「もう少しイラストらしく」「線をシンプルに」「デフォルメを少し強く」など、希望を伝えながら仕上がりを調整することもできます。
今回は最初に生成された画像をそのまま使いましたが、自分の好みに合わせて指示を変えながら試してみるのもよさそうです。
「まずは人物写真から似顔絵を作ってみたい」という方にとって、気軽に試せる方法のひとつだと思います。
なお、ChatGPTの機能・料金・生成画像に関する利用条件などは変更される可能性があります。
名刺など仕事に関わる用途で使う場合は、利用する時点のOpenAIの利用規約など、最新の公式情報も確認してみてください。
無料で作ってみて感じたこと
ただ、実際に使ってみると、作り方によって完成する似顔絵の雰囲気はかなり違いました。
かんたん似顔絵くんβは、自分で顔や髪型などのパーツを選んで作るため、イラストらしい仕上がりになりました。一方で、元の人物に似せようとすると、近いパーツを探すのが少し難しく感じました。
ChatGPTは、画像をアップロードして希望を伝えるだけなので簡単でした。今回の生成結果は元画像にも似ていましたが、私には少しリアルすぎるように感じました。
実際に2つの方法を試してみて、無料で似顔絵を作れることは分かりましたが、「名刺に入れたいと思える似顔絵になるか」はまた別の話なのかなと感じました。
まず無料で試してみて、完成した似顔絵を見ながら「この雰囲気を名刺に使いたいか」を考えてみるのもよいと思います。
無料で作った似顔絵を名刺に使うときの注意点
気に入った似顔絵ができたら、すぐに名刺へ印刷したくなるかもしれません。
ただ、特に仕事で使う名刺の場合は、その前にいくつか確認しておきたいことがあります。
難しいことではないので、順番に見ていきましょう。
商用利用できるか利用規約を確認する
まず見ておきたいのが、商用利用についてです。
「無料で作れる」ということと、「仕事にも自由に使える」ということは必ずしも同じではありません。
サービスによって、使ってよい範囲や禁止されている使い方が違います。
仕事用の名刺に使いたい場合は、商用利用ができるかを公式サイトで確認しておくと安心です。
名刺などの印刷物に使用できるか確認する
名刺は紙に印刷して使うものなので、印刷物への利用についても見ておきましょう。
今回使った「かんたん似顔絵くんβ」のように、公式ガイドラインで名刺などの印刷物への利用について書かれているサービスもあります。
すべてのサービスが同じルールではないので、使いたいサービスごとに確認してみてください。
印刷に必要な画像サイズ・画質を確認する
パソコンやスマートフォンの画面ではきれいに見えていても、名刺に印刷すると画像が粗く見えてしまうことがあります。
特に似顔絵を大きめに配置したい場合は、画像サイズや画質もチェックしておくと安心です。
一度、実際の名刺サイズに似顔絵を配置してみて、輪郭などがきれいに見えるか確認してみるとよいでしょう。
AIで作った場合も最新の利用条件を確認する
ChatGPTなどの生成AIを使う場合も、最新の利用条件を確認しておきましょう。
AIサービスは、機能やプラン、利用条件などが変わることがあります。
また、人物写真をアップロードするときは、自分が利用できる写真なのかも確認しておきたいところです。
この記事の内容だけで判断するのではなく、実際に使うときの公式情報もあわせて確認してみてください。
無料で似顔絵名刺を作るメリット・デメリット
無料サービスには、気軽に試せるという良さがあります。
一方で、今回実際に使ってみて、「ここは少し難しいかも」と感じたところもありました。
メリットとデメリットの両方を知ったうえで、自分に合う方法を選んでみてください。
費用を抑えて似顔絵名刺を試せる
無料サービスの大きなメリットは、似顔絵の制作費を抑えられることです。
「似顔絵を名刺に入れてみたいけれど、自分に合うか分からない」という方も、まずは気軽に試すことができます。
作った似顔絵を仮の名刺デザインに入れてみるだけでも、完成したときのイメージがつかみやすくなります。
自分の好きなタイミングで作れる
自分で作る方法なら、思い立ったときに作業できるのもいいところです。
似顔絵メーカーなら自分で好きなパーツを選び、生成AIなら文章で希望を伝えながら作ることができます。
「まずは自分で作ってみたい」という方には、試しやすい方法だと思います。
自分に似た仕上がりになるとは限らない
一方で、無料サービスを使えば必ず本人そっくりになる、というわけではありません。
今回「かんたん似顔絵くんβ」を使ったときも、用意されているパーツの中から元画像に近いものを探す必要があり、似せるのは少し難しく感じました。
ChatGPTでは元画像に似ていると感じましたが、今度はかなりリアルな仕上がりになりました。
このように、使う方法によって似顔絵の雰囲気も変わります。
「似ているか」だけでなく、「この似顔絵を名刺に入れたいと思えるか」という視点で見てみるのもよいと思います。
オリジナリティを出しにくい場合がある
パーツを組み合わせるタイプの似顔絵メーカーでは、ほかの人も同じパーツを使うことができます。
そのため、その人ならではの細かな特徴や雰囲気まで表現するのは難しい場合があります。
とはいえ、これは使う目的によっては、それほど気にならないかもしれません。
「まずは似顔絵入りの名刺を試してみたい」「個人用の名刺に使いたい」という場合なら、無料サービスで十分と感じる方もいるでしょう。
似顔絵名刺そのもののメリット・デメリットが気になる方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
→ 似顔絵を名刺に入れるデメリットは?メリットや後悔しない選び方を似顔絵師が解説
無料ではなく似顔絵師への依頼が向いているケース
無料サービスで作る方法が合う方もいれば、似顔絵師にお願いする方が希望に合う方もいます。
どちらが正解ということではありません。
「どんな似顔絵名刺を作りたいか」を考えながら、自分に合う方法を選んでみてください。
自分だけのオリジナルの似顔絵を作りたい
既存のパーツを組み合わせるのではなく、自分のために描かれた似顔絵が欲しい場合は、似顔絵師に依頼する方法があります。
特に仕事で長く使う名刺なら、「せっかくだから自分らしい似顔絵にしたい」と考える方もいると思います。
そんなときは、オリジナルで描いてもらう方法を検討してみてもよいでしょう。
自分の特徴や雰囲気を似顔絵に反映してほしい
似顔絵といっても、特徴を大きくデフォルメしたものから、写真に近いリアルなものまで、いろいろな描き方があります。
私自身は、似せるために特徴を強く誇張するのではなく、**「その人のよさを自然に引き出すこと」**を大切にしています。
ビジネスでもプライベートでも使いやすいように、シンプルで自然な似顔絵を意識して制作しています。
「どんな似顔絵が自分に合うのか分からない」という方も、似顔絵師と相談しながら決めていく方法があります。
似顔絵から名刺デザインまでまとめて依頼したい
似顔絵が完成したら、名前・肩書き・連絡先などを配置して、名刺として整えていきます。
似顔絵は作れたけれど、
「名刺にどう配置したらいいか分からない」
「デザインまで自分でするのは難しそう」
という方もいるかもしれません。
そんな場合は、似顔絵制作から名刺デザインまでまとめてお願いできるサービスを選ぶ方法もあります。
私が似顔絵名刺を制作するときは、情報や装飾を詰め込みすぎず、似顔絵が自然になじむ、シンプルで見やすいデザインを心がけています。
名刺に使う無料の似顔絵に関するよくある質問
最後に、無料で作った似顔絵を名刺に使うときに気になりやすいことをまとめました。
無料で作った似顔絵を仕事用の名刺に使っても大丈夫?
利用するサービスによって異なります。
無料で作れるサービスでも、商用利用や印刷物への使用についてルールが決められていることがあります。
仕事用の名刺に使いたい場合は、最新の利用規約やガイドラインを確認してみてください。
ChatGPTで作った似顔絵を名刺に使える?
ChatGPTでは、今回のように人物画像をもとに似顔絵を作ることができます。
ただ、名刺など仕事に関わる用途で使う場合は、利用する時点のOpenAIの利用規約など、最新の公式情報を確認しておくと安心です。
また、今回の記事では数分ほどで生成できましたが、すべての環境で同じ時間・仕上がりになるとは限りません。
無料の似顔絵にも著作権はある?
「無料で使える」ということと、「著作権がない」ということは別です。
例えば今回使った「かんたん似顔絵くんβ」も、公式ガイドラインでは作った似顔絵を基本的に自由に使えるとする一方で、著作権は放棄していないと案内されています。
無料サービスを使うときも、「どんな使い方までOKなのか」を確認しておくと安心です。
無料で作った似顔絵は印刷しても大丈夫?
これもサービスによって異なります。
印刷物への使用が認められているかを確認してから使いましょう。
また、印刷そのものがOKでも、画像サイズが小さいと名刺にしたときに粗く見えてしまうことがあります。
利用条件と画像の画質、この2つを確認しておくのがおすすめです。
無料サービスを上手に活用して自分に合った似顔絵名刺を作ろう
名刺に使う似顔絵は、無料の似顔絵メーカーや生成AIを使って、自分で作ることもできます。
今回、実際に「かんたん似顔絵くんβ」と「ChatGPT」を使ってみましたが、作り方だけでなく、完成する似顔絵の雰囲気にも違いがありました。
まず試したいなら無料サービスも選択肢
「似顔絵入りの名刺が自分に合うか分からない」という方は、まず無料サービスを試してみるのもよいと思います。
似顔絵を作って、実際に名刺のレイアウトに入れてみると、完成したときのイメージもつかみやすくなります。
名刺に使う前に利用条件を確認しよう
気に入った似顔絵ができたら、名刺に使う前に利用条件も確認しておきましょう。
商用利用や印刷物への使用ができるかに加えて、名刺に配置したときに画像がきれいに見えるかもチェックしておくと安心です。
利用条件・画像サイズ・名刺にしたときの見え方まで確認できれば、より安心して使えます。
オリジナルの似顔絵名刺を作りたい方へ
無料サービスを試してみて、
「もう少し自分らしい似顔絵にしたい」
「ビジネスでも使いやすいシンプルな似顔絵がほしい」
「似顔絵から名刺デザインまでまとめてお願いしたい」
と感じたときは、似顔絵師に依頼する方法もあります。
私はこれまで、似顔絵単体や似顔絵入り名刺など、累計300件以上の似顔絵制作に携わってきました。
似せることだけではなく、その人のよさを自然に引き出すことを大切にしながら、一つひとつ制作しています。
名刺についても、似顔絵が自然になじむ、シンプルで見やすいデザインを心がけています。
「自分らしい似顔絵入り名刺を作ってみたい」と思った方は、よかったらサービス内容ものぞいてみてください。